閑田朋子(TOMOKO KANDA)
閑田朋子
TOMOKO KANDA
教授
kanda.tomoko(at)waseda.jp
大学院授業担当教員
研究内容
産業革命以降のイギリス文学および文化、とりわけジャーナリズムを主たる研究対象としています。文学と社会との関係性に関心を持ち、貧困、売買春、労使紛争、実際の犯罪など同時代の社会問題に着想を得たフィクション(社会問題小説、会計報告小説、経済学例解小説、犯罪小説、センセーション小説など)と、当時のジャーナリズムとの相互関係について研究を行っています。また、イギリス文学をもとにした明治期日本の翻案小説や、西洋から見た明治期日本文化の表象についても関心を広げています。
大学院志望者へのメッセージ
イギリス文学・文化に関する研究に必要な知識や方法を身につけ、質の高い論文の作成を目指します。担当教員の専門は、産業革命以後のイギリスにおけるジャーナリズムおよび小説研究です。早稲田大学には、18・19世紀のパンフレットや定期刊行物を全文検索できるデータベース(Eighteenth Century Collections Online、Nineteenth Century UK Periodicals など)が整っており、史資料に基づいた実証的な研究を進めることができます。
一方で、指導する研究手法はそれに限定されるものではありません。受講者一人ひとりの関心や問題意識を大切にし、十分な意欲があれば専門分野にとらわれず柔軟に研究指導を行います。自分自身の問いを大切にしながら粘り強く考えていきたい方とご一緒できることを楽しみにしています。
学部生へのメッセージ
文学作品を読むことは、物語を楽しむだけでなく、「なぜこの人物はこう行動したのか」「この物語はどのように社会と関わっているのか」と問い続ける営みでもあります。私の授業では、作品のテーマや登場人物、プロット、文体、作家や時代背景といった基本的な視点を大切にしながら、自分の考えを言葉にし、議論を深めていく力を育てていきたいと考えています。
特にゼミでは、「この生きにくい社会を人はどのように生きてきたのか」という問いを一つの軸として、主に18世紀以降のイギリス文学(小説)や文化(ジャーナリズムや映画など)を扱います。ただし、強い関心があれば、カナダ、オーストラリアなど、英語で書かれたさまざまな文学・文化を対象とすることも歓迎します。作品と丁寧に向き合いながら、自分なりの問いを見つけて考えていきたい方を歓迎します。



